2018年5月9日水曜日

空が広い町

今回の旅行の目的ですが、
実家の片付けというものがありました。
両親も高齢になり、家業もそろそろ廃業しようかというお話。
実家も、購入希望者がいれば売り渡してもいいという話になっているので、
直前はいやだと、一足先に実家においてある自分の荷物を
運び出すことにしました。

東北地方の10万都市。多分名前を聞いたことのある都市の話です。

交通の便は微妙に良くなく、バスでその町に入ることにしました。

・・・うん。空が広い。
仙台を見てからだったので、その違いは一目瞭然。
背の高いビルはありません。
せいぜい3階建てくらいまででしょうか。
空の広いこと広いこと。
別世界のようです。

そして、のっぺりとしています。
まあ、町を住む場所と考えればそれで良いのかもしれません。
戸建てが立ち並ぶ状況です。

そして、お店、少ない!そして潰れている。
繁華街というものがその体をなしていないようです。
数十年前まではのきを連ねていた商店が軒並み閉店。
櫛の歯が抜けるような状況なので、残っているお店もなんだか
しょんぼりして見えます。

そして、駐車場多いなあ。
廃業したお店を取り壊して更地にしているんですね。
その後駐車場になっています。
だから、ロードサイドに駐車場が多いこと。
道の拡幅準備中?というくらいに駐車場が多く見られます。

まあ、これは衰退している市内中心部の話なので、
郊外のバイパス沿いには当てはまる光景ではなさそうです。
きっとお店が沢山立ち並び、駐車場には車が沢山いるのでしょう。

ただ、そこに住んでいる住人がそれぞれ最適な行動をとり続けた結果、
町は郊外に広がり続け、中心部は衰退をしていくことになりました。
まあ、仕方ないんですけどね。

でもね、それで便利なのは健康な大人だけの話。
車の運転ができない子供や高齢者などは置き去りにされた町の話です。
今後高齢化が進んでそのような高齢者が増えたらどうするのか?
どうもその話は見えてきません。
車のない郊外の町は不便ですよ?
というところの話が見えないのです。

まあ、そこには住むことはないし、戻ることもないので、
良いのですがね。
どうなっていくのかは、興味深く見守ることにします。
自然に中心部が再興するのかもしれませんし、
それもまた一興かと。



2018年5月8日火曜日

高い町、仙台

先日、仙台に数年ぶりに行ってきました。
今回はその時のお話です。

前回真面目に行ったのは7年前になります。
ちょうど地震のあとですね。
仙台東部道路から海側には何もなくなっていた光景が衝撃的でした。
他にもいろいろありました。

今年は予定があったので、それとからめて仙台に宿泊することにしました。


いっやあ、ずいぶん変わりましたね。
特に駅前に大きな変化ありました。
何って、新しいビルがにょきにょき建っています。
しかも近代的なビルです。

そうね、日本で今一番新しい街なのかもしれない。
そんなふうに感じる仙台の町並みでした。

コンパクトな町並み。駅から数分歩くだけで分譲マンションが
立ち並び、生活する上でのストレスは少なさそうです。
道路も広く、自転車用の空間も確保されていますしね。

駅自体はあまり大きな変化ありませんでしたが、
走っている電車が一気に代替わりした印象があります。
旧式のディーゼルや国鉄形電車の数もずいぶん減りました。
増えたのはハイブリッド?
隔世の感があります。



でもね、地震の後に作られた建物ですが、
それって安心できるの?

いやそれが少し心配になったんですね。
上に伸びるのは結構。
ではそこに住む住人、働いている人たちの安全をどの様に
担保しているのか?
どうもそこが外から見えてこない。
東京と同じ理屈でビルを作っているようにしか見えないのが心配です。

災害が起きても大丈夫なのは、どんな建物なのか?
安心して暮らしていくのに必要な設備はなにか?
そこをゼロから作り上げた結果のあのビルなのでしょうか?

うーん。よくわかりません。
大きな地震が来たからもうしばらくは来ないのでしょうか?
大きな地震がきたから、安心安全について考えてもいいように
思えるのですが。

と思いながら街を歩いていました。

でも、いい街ですよ。